モンブラン・マイスターシュテュック1492017/04/13

モンブランの定番の最高傑作はやはりマイスターシュテュック149です。
限定版もいいのですが、普段使いで酷使に耐えられるしっかりした構造です。ペン先もとてつもなく大きく安心感があります。
149は歴史があります。1950年代に製造されてから改良が加えられて現在に至ります。どの部分が改良されたかを書き尽くすことはできません。目立つ改良点は、ペン芯がエボナイトからプラスティックへ、ペン先が14金から18金へ、ピストンユニットの材質、ペン先のコーチングカラー(金と銀、金銀金)など。
このペンは1992年販売のもので作家シリーズのヘミングウェイと同じペン先とペン芯です。購入時の書き味はいまいちだったので自分で調整しました。
マイスターシュテュック149
葉巻のような太い軸は作家が力を入れて書きまくっても疲れないくらいしっくりと握れます。キャプを尻に差しても差さなくても書きやすいです。女性には大きすぎるでしょう。

アレキサンドル・デュマ2015/08/18

モンプランの1996年に生産された万年筆です。
作家シリーズとして1992年にヘミングウェイが生産されて以来毎年限定品として作家シリーズが生産されましたが、これがその最後のものです。非常に美しいペンでヘミングウェイの人気には及びませんが、作りの精巧さではこちらの方が上です。

各シリーズともキャップに作家のサインが彫られていますが、デュマにだけあるエピソードがあります。

生産されて出荷された製品のサインが子供のデュマのサインだったので、あわてて回収されましたが、各ディーラはプレミアがつくかも知れないと返品しませんでした。その後、モンブランは親のデュマのサインの製品を出荷しました。その結果、市場には親子のデュマのサイン入りのペンが存在します。

親デュマは三銃士で有名ですが、子デュマは椿姫で有名です。親子そろって有名だったので混乱したのでしょう。なかなか未使用品は手に入りませんが、いつか親子セットがそろうかな。これは、親デュマのサイン入りです。

デュマのペン先のデザインは非常にきれいです。
デュマニブ

左が子デュマのサイン、右が親デュマのサインです。
デュマサイン