PILOTカスタム8232014/05/03

青山ペンブティック書斎館で結局パイロットのカスタム823を購入してしまいました。

チャースルトンは手帳用に使えこれは原稿執筆などに使うつもりです。

■購入までの経緯

パイロットのカスタム823 F、FAフォツカン、WAウェバリの3つ、特にFAとWAが気になっていたのですが、カスタム823のFAとWAはあさひや紙文具店の特別版で他店では買えません。しかし、店に行く時間もなかったのでペンブティック書斎館に相談しました。そしたら、ペン先はカスタム743と同じなのでそれで試し書きしてはいかがかと言われてよろこんで試させてもらいました。もし、FAとWAのどちらかを気に入ったとしてもこの店ではカスタム823のFAとWを購入することができないのに。(親切)

WAはペン先端が上に反り返っていてスプーンのような形をしています。そのため紙と接する部分がスプーンの外側のような形状になるのでペンを上下左右どの方向に動かしても滑らかに書けるというのが特徴です。確かに書き味はその通りですが形状が反り上がり過ぎでいまいち好きになれませんでした。やはりまっすぐがいい。

FAは、ペン先の形状がハヤブサのくちばしのように鋭く弾力があり、極細から太字まで筆圧に応じて書き分けられ毛筆に似た字体になるというものですが、極細があまりに細く自分の筆圧では極細の線しか出ない感じでした。また、個体差かもしれないが書き初めにインク切れが起こりちょっと日常用途にはつらいかな。

そのあと、カスタム823F(細字)の試筆をしたところ非常に滑らかで素晴らしい。ペン先の形状も好みだったのでFAとWAは一気に候補から外れました。ウォータマンのチャールストンのFと比べるとちょっとM気味で細字~中字の間くらい。チャールストンのボールが転がるような滑りに対してカスタム823Fは氷上を滑るような感覚でした。

お奨めによりカスタム823M(中字)も試筆させてもらいました。中字となると更にまろやかでFがスケートで氷上を滑るのに対してMはスキーで雪上を滑るような感じです。接紙面積が大きい方が紙面の凹凸の影響を受けにくいのでしょう。

ついでに、限定モデルのアウロラ大陸シリーズのアメリカFも試させてもらいました。これは青と赤の幻想的な輝きを放つペン軸が美しく書き味ではなくコレクションにしたい要望にかられる逸品です。書き味はチャールストンに近くペン先はより硬めで弾力はほとんどないようでした。これも欲しい。。。(8万円)

悩んでいたペンの試筆がすべてでき、迷うことなく今回はパイロットのカスタム823Fに決定。色は透明、ブラウンスケルトン、ブラックスケルトンの3タイプ。ペン軸に直接インクが入るのでインクで汚れたてきたときの見栄えを考えて中が見えにくいブラックスケルトンに決めました。
カスタム823

カスタム823を狙っていた大きな理由は、インクの吸入方式が主流のピストン式ではなくプランジャ式(P式)だからです。その特徴は2つ。
1)大量のインクを入れられること。
2)インクの出口の開閉ができるので気圧の変化でインク漏れがない。
詳しくは以下のYoutubeを見ればよくわかります。

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