フォレストヒル用オイルランプ改善2021/06/16

フォレストヒル用オイルランプ作成1の方式だと火口を取り外すことができなかった。
写真1 作成1の方式

この方式では芯の交換などのときに大変で最悪壊さないといけなくなる。そこで今回は火口を取り外しできるように改善することにした。写真1の左のタイプと右のタイプではやり方が違うので別々に紹介する。

■左のタイプの改善方法
ルナックスオイルランプMGT-4のビンの口の内径は約16mmで火口がOリングで嵌める仕組みなので次のパーツを利用することにした。これは鋸の円盤で20mm穴のものを16mm穴に変換するものでこれがそのまま使える。
写真2 ノコ内径変更用カラー
メンタム間の蓋に20mmの穴を開けてこれを接着する。これで火口をOリングで嵌められるようになりオリジナルのような使い方ができるようになる。内径がきつければ1000番ぐらいのラッピングペーパーで磨いて広げればいい。写真2が火口を外した状態で、写真3が嵌めた状態。なかなか美し出来栄えと思う。
写真3 火口を外した状態
写真4 火口をはめた状態

■右のタイプの改善方法
このタイプは使い捨てなので芯が固定されていて取り換えできない。そこで芯が取り外しできるように火口を改造する。次のAVスリーブなるパーツを火口の代用にすることにした。これは電線を2本圧着して繋ぐ円筒形のパーツで外径が5mmだが片方が広がっているのがポイントである。
まず、芯の穴をドリルで直径5mmに拡大する。ちょうど空気抜き穴を残すぐらいの大きさになり空気穴の働きは疎外しない。
次に、スリーブの広がっている方を上にして芯を通したものをその穴にはめ込めば完了である。広がった部分で止まり穴に落ちることはない。
写真5 使うパーツと完成イメージ

前回は金属部分を切り取ってアルミ缶に移植したが、今回は炎の位置を下げるためにプラ容器の底を少し切り落としてアルミj缶を接着して底蓋とした。
オイルは火口を抜いてスポイトなどで入れる。口が広くボトルが透明なのでオイルの量も確認できるので使いやすい。
また、付属のキャップがそのまま使えるのでオイルを入れたままでも持ち運びできる。使い捨てタイプが再利用可能タイプになった。これもなかなか美しい。
写真6 再利用型の完成品

ガスランタンをオイルランタンに改造2021/06/17

以前やったLOGOSのキャンドルランタンのオイルランタン化は渋い真鍮色の古風なランタンになりましたが、今回はステンレス製のキャンピングムーンのガスランタンとTATONKA製のアルコールストーブを結合してシルバー系のオイルランタンにしてみました。
1)ガスランタンはマントルで光を出す方式なのでマントルを加熱するためのバーナーヘッドがついています。上蓋と歩やガラスを外せば手で簡単に抜けるので取り外します。
2)下部についているガスボンベと結合するバーナー部を外します。ねじ込まれているだけなので簡単に外せます。
3)TATONKAのアルコールストーブの蓋に直径12mmの穴をあけます。
  ガス抜き用に中心から17mm離れた位置に1~2mm程度の穴をあけます。
3)このを2)で外したガスバーナーの代わりに取り付ければ完了です。
4)しかし、これに合う穴あきネジがなかなか見つかりません。 
使えそうな代用品が2つ考えられました。1つは1つはバーナー部の調節ネジの根元についている真鍮製のネジですがネジ代が短く固定が不安なので不採用。もう一つは余っていたTVアンテナケーブル中継器。こちはネジ代が長すぎますがワッシャーを入れれば何とか使えそうなのでこれにしました。ガスライター(トーチ式がいい)で加熱すると柔らかくなり割りばしなどを突っ込めばきれいに抜き取れます。

完成品は写真4です。古風なちょっと高級なタンタンに見えます。これもなかなかの出来栄えです。
写真1 ガスランタン              +
写真2 ガスランタン写真2         +
写真3 TVアンテナケーブル中継器   ||
写真4 合体したオイルタンタン 完成品
                           余り
写真5 余ったバーナーヘッド
写真5 余ったガスバーナー部

【注意事項】
●燃料にアルコールは使用しないでください。
  ランプ全体が温まるとアルコールの気化が促進され空気穴などから噴き出し
  火まみれになり危険です。
  98度Cくらいまでは発火しないパラフィンオイルが煤も出ずお勧めです。
●ガスの炎は10~20mmのとろ火になるように芯の露出を調整してください。
  芯の太さにもよりますが1~5mmくらいしか出す必要はありません。
●一晩安定して使えるか確認のために安全なところで数時間連続使用テストを
  してください。
●タンクは持てる程度の熱さですがランタン部分はやけどするほど熱くなります。
  冷めるまでは素手で触らないようにしてください。

LOGOSキャンドルランタンのガス化2021/06/19

ガスバーナーとLOGOSのキャンドルランタンを使ってガスランタンを作りました。
使うパーツはLOGOSキャンドルタンタン、自転車のベルのリン部、ネジ(M12、ピッチ1mm)、ガスバーナーの調節部(ガスバーナーのこの部分はネジ込みで外せる)。
ガスバーナーはオイルランタン化したときに余ったものを使ってもいいのですが、構造の勉強のために分解したので新しくOD缶用のガスコンロを購入しバーナー部分を取り外して使いました。
写真1 使うパーツ

LOGOSのキャンドルランタンのそこには丁度いい大きさの穴がありているので、バーナーを通してM12xピッチ1mmのネジで止めるだけで使えます。しかし、ガスコンロにも使いたいのでバーナー部が簡単に取り外しできるようにネジをランタンの底に耐熱ボンドで接着しました。それだけでは横風によって火が消えるので風防として自転車のベルのリン部分をその上に接着しました。リンの穴は直径12mmに広げる必要があります。風防委は写真2が取り付け寛容の状態です。
写真2 取り付けを完了して状態

ガスバーナー部とガス缶を取り付けてガスランタンの完成です。
写真3 LOGOSガスランタン

分解してキャンドルをセットしてキャンドルランタンとしても使えます。ただし、自転車のベルのリンの内側にはハンマーが当たる出っ張りがあるのでそのままではティキャンドルが入りません。
写真4 LOGOSキャンドルランタンとしても使用可能

【注意事項】
●ガスランタンの場合横風で火が消えるとガスが出続けるので風防はできる限り
  完全なものにすることが大切です。
●ガスの炎は10~20mmのとろ火に調整してください。
●最初はガスの炎が安定せずしばらくすると大きくなることがあるので
  調節し直してください。その後は安定します。
●一晩安定して使えるか確認のために安全なところで数時間連続使用テストを
  してください。
●オイルランタンより風に弱いようです。風のないところでの使用をお勧めします。
●とろ火タイプのランタンは消えたときを考えるとオイルランタンの方が安全です。
●ガスランタンはマントルを使うタイプの方が消えにくいのでいいと思います