Watermanチャールストン2014/04/25

今使っているウォータマンのエキスパートのキャップの締まりが悪くなって胸ポケットのなかで抜けてしまうので修理に出しその間に使う万年筆を探すことにしました。僕の好みは本来ねじ込み式キャップで吸い込み式なのでその方向で検討しました。

そして、見つけたのがウォータマンのチャールストン。
チャールストン
Waterman チャールストン・エボニーブラックCT
ねじ込み式のキャップ、残念ながらインクカートリッジまたはコンバータ式

この万年筆は少し変わっていて、キャップを締めたとき(写真左)ボディーの装飾リングの1cmほど手前で止まっていまいます。なんとなく締まりきっていたい感じです。どうもこれが賛否両論あってアンバランスで嫌う人も多いようです。しかし、私はこのユニークさが気に入りました。キャップを外して尻に付けたとき(写真右下)の形や重さのバランスは非常によく書くときを良さを優先しているのかなと思うくらいです。
charleston

価格は税込みで約27000円ですが、ネットでは15000~20000円くらいで入手できます。しかし、過去の経験から万年筆のペン先は個体差が多く気に入らないとまた研ぎ始めて壊すのが落ちなので店頭で試し書きをしてから購入することに決めました。
1本目は滑りもよく書き味は悪くなかったのですが、書き初めにインクのかすれを起こしました。ペン先の調整が微妙に狂っているの多と思います。筆圧の強う人には気にならないかもしれませんが私の筆圧ではNGでした。それでもう1本出してもらって試し書きしたところ滑りもよくインクフローも素晴らしい。

ついでに修理に出す万年筆の後継モデルを出してもらって試し書きしました。これも素晴らしい感覚でした。

書き比べのためにペリカンのM400を出してもらいましたが、こちらもかなり良い感触でしたが、チャールストンにはかないませんでした。

現在所有のウォータマン・エキスパートの後継モデルがどの程度進化しているか試し書きしましたがこれは申し分ない書き味でした。ウォータマンの書き味は安定しているような気がしました。

よって、今回はチャールストンに決めました。

今回の試し書き(ペリカンM400とウォータマンチャールストン2本とエキスパート1本)ではウォータマンの勝ちでした。しかし、昔と違ってかなり加工技術は進んでいるようでペン先の状態は各社とも安定しているように思います。あまり神経質でない方はネット購入でもそんなに心配ないかもしれません。