自転車について ― 2024/09/01
自転車コーナではロードバイク、シングルスピード(固定ギヤ)、小径自転車、折りたたみ自転車についての整備、改造、ツーリング、パーツ、装備品などについて書いていきます。
キャンプの目的について ― 2024/08/31
■キャンプの目的について思うこと
僕の経験から都会生活と田舎暮らしをザクっと比較すると次のように感じます。都会生活を続けていると若々しくなるが不健康になっていき、田舎暮らしを続けると健康になるが老いが早い気がします。これは都会生活して田舎に帰省した時に同窓生の姿をみて感じたことです。
都会生活では新しい情報や仕事や時間に追われて働くために鍛えらえていく代わりにストレスなどが溜まり消耗していきます。一方、田舎暮らしではストレスがなく体は健康になるかもしれないが新しいい刺激がなく訛っていき若々しさが無くなっていきます。
運動と睡眠がバランスが体にとって必要なのと同じで、生き方にも刺激と休息が必要です。バッテリも放電だけしていたのでは消耗し充電すらできなくなってしまいます。放電と充電は定期的に繰り返すのが理想です。生きる上でも文明と自然生活を交互にしエネルギーの消費と充電を繰り返す必要があると思います。キャンプはそのための一つの方法です。したがってキャンプではできる限りこだわりを捨ててシンプルにやるのが一番と思います。必要以上の道具を持って行ったり、凝った料理をしていては文明の延長を持ち込んでいることになり逆効果になると思います。
■資金に余裕がある場合
資金に余裕がある人は都会から1時間ぐらいで行ける田舎に居住空間を持つのもいいと思います。休日になったら田舎に生活環境を変えて充電し戻ってくるという生活スタイルもリフレッシュできていいと思います。この場合もできれば気軽に行ける状態にしないと億劫になり通わなくなります。
パイロット万年筆の欠点 ― 2024/08/08
パイロット万年筆は日本語の執筆には向いています。特にカスタムシリーズはよくできていると思います。しかし、私の好みからいうと以下の問題点があります。
それは、キャップを外すとき、必ずインクでペン先が汚れることです。
私はペン先に汚れがなくピカピカに光っている状態で先端からインクが出て文字が書ける状態が好きなのでいつもペン先はきれいにしています。しかし、パイロットの万年筆はキャップを外すとインクがペンについていることが多いのです。いろいろ原因を探った結果キャップを外す時にキャップ内の気圧が下がりペン軸の中のインクが少し吸い出されるようです。尿漏れのような感じです。他社製の万年筆ではこの経験はありません。
ただ、ペン先にインクが付いているのが好きという人もいるのでこれが悪いとは言いませんが私は好きではありません。
Viperをシマニョーロ化する ― 2024/08/07
クロモリロード(Basso Viper)は、現在、SR-5700、FR-5700、BR-5700。FC-6750、RD-6700の10速構成です。ホイールはRS-21とRS-81で11Sまで可能です。これをカンパニョーロ化したいと思います。最終構成は11速、シルバー基調。ただしホイールCSはシマノをそのまま使います。つまりシマニョーロになります。5アームクランクの方向にしたいのですが現状入手困難なので4アームとします。
■カンパのパーツ構成
1)シフター : CENTAUR PS 11S シルバー エルゴパワー
バーテープを非対称に巻いたら微妙な印象になった。

2)リアディレイラー : CENTAUR 11S シルバー ミディアムケージ
3)フロントディレイラー: CENTAUR FD シルバー
クランクはシマノFC-6750のまま。

4)ブレーキ : CENTAUR ブレーキ シルバー
本音をいうとスケルトンが欲しかった。

■シマノ流用パーツ
ホイール、CS、チェーン、クランクはシマノのまま使います。
5)クランク : FC-6750
6)CS : CS-R8000
7)チェーン
■その他のパーツ
8)バンドル: NITTO M186
■実用的な互換性の検証
1)カンパシフターとFDでシマノFC-6750が変速できるか
結論から言うと特に違和感なく変速できます。
実走しながら微調整すればストレスなく変速できるようになります。
2)シマノチェーンで変速できるか
結論から言うと特に違和感なく変速できます。
3)カンパシフターとRDでシマノCS-R8000が変速できるか
結論から言うと特に違和感なく変速できます。
カンパとシマノの11速CSの板(ギア)間隔が微妙に違うらしい。
このWEB情報について以下に詳細検証をしていきます。
■カンパCSとシマノCSの比較検証
11速CSの間隔(ギア板の間隔)はRDのアームの移動距離となります。
これが同じであればRDのアームの移動距離は同じとなり互換性があります。
そこで両社のCSのギア板の間隔を調べることにしました。
■11速CSの間隔(ギア板の間隔)のカンパとシマノの数値比
数値データを掲載しているサイトの情報はどれも数値が違います。
CS間隔だけ抜き出すと概ね以下のようにバラバラです。
シマノ カンパ
1) 3.78mm 記載なし
2) 3.74mm 3.85mm
3) 3.69mm 3.76mm
同じものを測定して0.1mm近いバラツキがあります。おそらく歯の先端から先端
までの距離を測ろうとしたからです。ギアの直径が違うためノギスで歯の先端
同士を捉えにくいくそこに曖昧さが入り込みます。
そこでギアの側面間の距離をノギスの深さ測定法で測ることにしました。
僕が所有する2つのシマノ11速CSの側面間距離をホイールに取り付けた状態
て測りました。場所を変えて数か所測った結果2つとも3.84mmでした。
カンパCSを持っていないので実測比較できませんが上記の2)3)のデータと
比べるとカンパの値とほぼ一致します。 まとめると以下のようになります。
●CS間隔に実用上支障が出る差はない。
●シマノの方が若干(100分の数mm)少ないかもしれない。
カンパでシマノCSを使うとRDの移動量が若干多くなるかもしれない。
■RDの移動量を補正する場合の方法
気にしなければそのまま使っても実用的な変速は可能ですが、補正する方法
を検討してみることにしました。理論的にはインナーワイヤの引き量がトップ~
ローに対して微妙に減っていけばいい。
方法1)
インナーを引く力に応じてアウターワイヤが微妙に縮む仕組みを入れる。
つまりアウタケーブルが微妙に縮んでいけば相対的にインナーの引き量が
減ります。 これを実現するにはアウターワイヤの途中にスプリングなどの
クッションを入れ縮ませる方法がある。

方法2)
インナーワイヤの途中を図のようにジグザグまたは曲線にに曲げておき、
テンションに応じて伸縮する伸び代作る方法がある。

■対策の検証結果
方法1)の検証結果
アウターケーブルの途中にインラインアジャスタを入れその中にスプリングを
入れてクッションにする方法を実験しました。しかし、十分な硬さのスプリング
が無く1段目のシフトでつぶれてしまいました。その後もスプリングワッシャー
やゴムOリングに変えたりしましたが均等に縮めることができませんでした。
アイデアはいいが実現できる材料が見つからない。
方法2)の検証結果
方法1よりは実現性がありコントロールできる。
■WEB公開のCS間隔値の信頼性に疑問
何の対策もせずに変速できるのでそもそもWEBの数値データは信頼できるのか
という疑問がわき初心に戻ってサイトの情報を再調査したところ実物を写真で
比較しているサイトを見つけました。
https://ayorob.blogspot.com/2013/11/11.html
この比較写真を見るとピッタリと間隔が一致しています。差があるとすれば歯
の形状の違いぐらいです。(百聞は一見に如かず)
直径が違うギア番の歯先からは先の距離を測るのは難しく、CSをホイールに
取り付けた状態とそうでない状態でも変わるのでWEB情報は参考程度にした
方がよいと判断しました。
■Basso Viperがカンパ仕様の最終構成
コンポをカンパに変えてもクランクがFC-6750ではシマノにしか見えない。

やはり、クランクはカンパでないとだめだと思いCentaurに変えました。
1)シフター : CENTAUR PS 11S シルバー エルゴパワー
2)リアディレイラー : CENTAUR 11S シルバー ミディアムケージ
3)フロントディレイラー: CENTAUR FD シルバー
4)ブレーキ : CENTAUR ブレーキ シルバー
5)クランク : CENTAUR 172.5mm
6)ボトムブラケット : OUTBOARD SUP ULTRA-TORQUE BSC
これでシフター、FD、RD、ブレーキ、クランクがカンパで、ホイール、CS、チェーン
がシマノという構成で見た目はカンパになりました。

■まとめ
最終結論として以下のようにまとめます。
1.CS構造について
1)CSの板の間隔に実用上支障が出るほどの差はない。
2)WEBサイト情報からシマノの方が若干(100分の数mm)少ない傾向がある。
3)シフトとRDを機種を11速で揃える場合はポン付けでも十分である。
揃えない場合は引き量の補正が必要である。
2、引き量補正について
1)引き量補正なしでもカンパ11速シフトとRDの組合せでシマノ11速CSは使える。
逆のシマノ11速シフトとRDの組合せでもカンパ11速CSは使えるはず。
2)引き量補正をする場合は十分な弾力のあるバネ等が必要だが入手困難。
ワイヤジグザグ方式の方が実現性がある。
3.製品の個体差について
1)精密機械ではないので100分の1単位でのばらつきはあり得る。
2)CSの締め付けトルクによっても差が出そう。
3)シフトワイヤの質、太さ、形状、長さ、引き回しルートなどでも100分の1単位で
誤差は出る可能性がある。
4.最終結論
11速どうしなら十分実用的な変速ができるので気にしない方がいい。
Bromptonで福岡ツーリング ― 2024/04/11
Bromptonと福岡出張に行ってきました。
1日オフの日ができたので糸島方面までツーリングしました。途中、今宿あたりで雲行きが怪しくなりUターンしたらちょうど天神辺りで雨が降り出したがかろうじて大濡れせずにホテルまで帰れた。
■今宿の講演で

翌日、帰りの新幹線の時刻まで時間が有ったので福岡城のキャンプイベントを見に行った。
■福岡城


輪行にはBromptonha便利である。。。
シンガポールの友達と原へ ― 2024/03/27
シンガポールから友達が来たので今回は奈良を案内しました。表面的な文化財には感動していましたが精神的な部分までは理解していないようです。ちょっと無理かな。お辞儀する鹿に夢中で時間を取られている間に大仏殿に行列ができ並んでいられなくなり遠めに見て良しとしました。〆は京都上七軒でディナー。
■興福寺

■五重塔の前で

■東大寺へ

■鹿と戯れるAmy

■大仏の手のレプリカと背比べ

■東大寺

■大仏殿

■春日大社へ



■京都の戻って上七軒でディナー

■お酒は越乃寒梅の冷酒

■今回の愛車はこれ

CO2Infrator付きポンプ ― 2024/02/06
遠出するときはパンク対策として手軽なのがCO1ボンベとインフレータです。しかしボンベが無くなると空気を入れられません。やはり空気入れは最後の手段として必須です。そこで見つけたのがCO2インフレータ付きの小型ポンプです。これ1本あればとにかくパンク修理して帰ってこれます。
■CO2ボンベとインフレータ

■CO2インフレータ付空気入れ

ナローナローチェーンの話し ― 2024/01/20
最近フロントシングル化がトレンドになっています。フロントダブルの場合はFDがチェーン落ち防止の機能も果たしていたのですが、シングルではFDが無くなるのでてチェーン落ちの可能性が高くなります。
チェーンは幅の狭いリンクと広いリンクが交互に連結されてできているのですが、従来のチェーンリングは歯の幅が同じなので広いリンクに嵌ったときは隙間が多く左右にずれるのでチェーン落ちがしやすくなります。
■普通のチェーンの構造

ならばとチェーンの幅に合わせて細い歯と太い歯が交互に配置したナローワイドというチェーンリング登場しました。このチェーンリングはフロントダブルには使えません。変速時に狭いリンクが細い歯に刺さるとは限らないからです。
そこで思いついたのがチェーンの内壁の幅をそろえる案です。次の図のように広いリンクのプレートの内側に出っ張りを作って隙間をなくせば普通のチェーンリングでもチェーン落ちしにくくなるし、フロントダブルでも使えるはずです。
■ナローナローチェーンの構造

概念図ではプレートを分厚く描いていますが一部を出っ張らせるだけでいいので強度も重量も変化はないと思います。