フォレストヒル用オイルランプ作成1 ― 2021/05/27
キャンドルランタンでよく知られているのがLOGOSとフォレストヒル(廃版)。ティーキャンドルで使うのが本来の仕様だが、キャンドルで使っているときに揺れると溶けたロウがこぼれてランタンの中が大変になる。そこで代用となるオイルランプが販売されている。しかし、 ティーキャンドルは高さが20mmくらいだが市販のオイルランプ(例えば写真4のルナックスミニMGT-4)は背が36mm以上ありランタンの真ん中に炎がくる。 写真1のようにホヤ下あたりから炎が出てると自然だが真ん中あたりで燃えているとおかしい。
そこで、完全ティーキャンドル風のオイルランプを作ることにした。
■キャンドルランタン紹介
写真1 LOGOS
写真2 ホレストヒル
■材料をそろえる
1)オイルタンク
材料をしてアルミ製のメンタム缶を使う。直径36~38㎜くらいの寸胴の缶がいい。写真3の下のネジ付きの蓋は中のオイルが漏れないようにパッキンをつけられるが蓋の淵の出っ張りがランタンのキャンドルホルダーに入らないので使えない。上のネジ無しがティーキャンドルとほぼ同じサイズなのでこれを使う。
写真3 メンタム缶(上:ネジ無し、下:ネジ付き)
2)火口
ルナックスミニMGT-4という市販製品でオイルで4時間持つらしい。これを購入して使ってみたが炎の位置が40㎜付近にくるのでおかしい。そこでこの火口だけ利用することにする。
写真4 ルナックスミニ(火口を流用する)
3)Oリング
ルナックスミニの火口には黒のOリングがついているのでそれを外す。もう一つ必要なので白い方のOリングを購入する。(内径:10mm 厚み2㎜、耐熱、耐油のもの)
写真5 使う部品(ルナックスミニの火口と黒Oリングと白Oリング)
■メンタム缶の蓋に穴を空ける
メンタム缶の蓋に直径は15mmの穴を空ける。ルナックスミニの火口を差し込むためには15mmジャストサイズでないといけない。大きすぎるとOリングで固定できなくなる。
写真6 直径15㎜の穴をあけた状態
■火口をその穴に差し込む
直径15mmだとこのようにぴったりをはまる。
写真7 火口を穴に差し込んだ状態
■元々ついていた黒のOリングを嵌める。
写真8 黒のOリングを嵌めた状態
しかし、黒のOリング1つだと蓋が固定できず隙間ができてしまう。
写真9 火口と蓋の隙間
■白のOリングを蓋と黒のOリングの間にはめる。
写真10 白のOリング(赤↑)を嵌めた状態
白のOリングが隙間をふさいでくれる。
写真11 火口と蓋が固定された状態
■オイルを入れる。
ルナックスミニの火口の横には穴が2つ空いている。小さい穴は空気抜き用で大きい方の穴はオイル充填用である。スポイトで入れることができるようになっている。ルナックスミニはガラスボトルに火口が刺さっているだけでOリングで止まっているので外してオイルを入れることもできるがビンの口にオイルが付くと固定力がなくなるのでお勧めしない。しかし、メンタム缶は蓋を取って入れた。
写真12 オイルを入れた状態
■蓋をして完成
なかなか自作とは思えない出来栄えである。
写真13 形は完成
■火を入れてみる
オイルが真に浸透したのを確認して灯火した。ちょうどいい炎である。
写真14 炎の具合
■オイル漏れのシール処理
このメンタム缶は蓋をかぶせるだけのタイプなので容器と蓋の隙間からオイルが漏れるのでシーリングする必要がある。耐熱・耐油ボンドで塞いでもいいが将来芯を変えるときに蓋が取れた方がいいのでテープ巻きにすることにした。耐熱・耐油テープが手元になかったので今回はスコッチのメンディングテープを使った。これでも全然問題はなかったが、ちょっと格好が悪いのでアルミテープあたりに変える予定。
写真15 テープ止めした状態
ディーキャンドルと変わらない位置でいい感じで燃えてくれる。
容器自体は15ml入るとのことですが、波並みれた場合の容量でしょう。実際は12mlくらいが限界でした。芯や火口の出っ張りと余裕を考慮したらそんなんもんでしょう。それでも日の長さを15mm以内に抑えれば3.5~4時間は持ちました。
フォレストヒルのランタンに入れると神無感じにないrまs。ティーキャンドルと大体同じ位置から炎が立ち上がります。
写真16 フォレストヒルに入れた状態
>> この方式だと芯の交換のためなどに外すことができないので作成3で改善案を出します。
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